Wikipedia
『壊れた扉から』(こわれたとびらから)は、日本のシンガーソングライターである尾崎豊の3作目のオリジナル・アルバム。英題は『THROUGH THE BROKEN DOOR』(スルー・ザ・ブロークン・ドア)。
1985年11月28日にCBS・ソニーからリリースされた。尾崎が10代である内に3枚のアルバムをリリースするという目標があったため、20歳の誕生日前日にリリースされている。前作『回帰線』(1985年)よりおよそ8か月ぶりにリリースされた作品であり、作詞・作曲は尾崎、プロデュースは須藤晃およびHeart Of Klaxonが担当している。
レコーディングはCBS・ソニー信濃町スタジオにて行われ、編曲は前作に引き続き西本明が担当している他、バックバンドとしてツアーに参加していたHeart Of Klaxonが尾崎と共に担当している。前作までに顕著であった大人や社会に対する反抗的なメッセージ性は希薄となり、内省的な自問自答を題材とした曲が多く収録されている。
先行シングルとして「DRIVING ALL NIGHT」がリリースされているが、シングルには同年8月25日の大阪球場公演時のライブバージョンが収録されており、スタジオ録音バージョンは本作にて初収録となった。また、本作リリースから16年後に映画『LOVE SONG』(2001年)の主題歌として使用された「Forget-me-not」がリカットとしてリリースされた。本作はオリコンアルバムチャートにて最高位第5位となった他、1991年の再リリース盤は売り上げ枚数40万枚を超え日本レコード協会からプラチナ認定を受けている。批評家たちからはバンドサウンドを目指した音楽性に対しては肯定的な意見が多かったものの、内省的となった歌詞やメッセージ性に対しては賛否両論となった。
Album
Relationships
included in: | 71/71 |
---|
Wikidata: | Q11429461 [info] |
---|